第45回「伊勢の津七福神をめぐる⑥~結城神社」

投稿日: 2012年12月24日(月)05:31

提供:ゲンキ3ネット

2012年12月。
津市内の5寺2社が宗派・宗教の枠を超えた霊場巡りを楽しんでもらおうと『伊勢の津七福神』をスタート!
さっそくサルシカ隊長オクダが津市内を駆け巡った!!!

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午後2時ちょうどに結城神社に到着した。
ここはワタクシが通っていた中学校のエリアにあり、子供の頃に何度も遊びにきたことがある懐かしいところだ。

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[googlemap lat=”34.697749″ lng=”136.51518″ align=”undefined” width=”500px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]三重県津市藤方2341[/googlemap]

「あ、そうそう! ここでね、口裂け女が出たって噂になったんだよ!!」
「ここ、ここ! ここにね、秘密基地があったんだ!」

などとワタクシひとりで盛り上がっていると、写真師がいつになく冷静に、

「もうあと2時間ですよ。わかってるんですか」

と、非常に落ち着いた様子で、いかにも「まったくもう!」という感じで言い放つのである。
ちょっとぐらいノスタルジーに浸ったっていいじゃないか。
ケチ、と思いつつ、取材へ(笑)。

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こちらに祀られているのは、太平記で名高い結城宗広公。
境内には紅、桃、白、一重、八重の梅があり、なかでも300本のしだれ梅が有名。
毎年2月から3月の開花期には多数の花見客で賑わう。

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ワタクシが子供の頃には、梅が話題になっていなかったし、観光バスが乗り付けるようなこともなかったと思うが、いつからこんなに人気スポットになったのであろうか。
ここで鼻水を垂らしながら自転車で走り回り、落ちていたエロ本にコーフンして騒いでいた自分が恥ずかしい(笑)。

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まずはお参りを。
よく考えたら、ここでこうして手を合わせるのは初めてではないか。
なんとバチあたりな少年であったのだろう。
反省も込めて頭を垂れる。

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こちらで祀られている七福神は「福禄寿」。
無病息災のお願いをすることができる。

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そして色紙に朱印をいただく。
これで6つめ。
あともうひとつで七福神めぐり達成だ!

結城神社のみなさんに「ここにお参りにきてもらってぜひとも立ち寄ってもらいたいところはありますか」とお聞きしたところ、みなさん「うーむ」「えーと・・・」と激しく悩まれている様子(笑)。

そんなにたくさんあるのかと思ったら、思いつかない、と(笑)。
あまり悩ませても申し訳ないので、我らサルシカ隊350余名のネットワークを駆使してリサーチ!
中学のときの同級生で結城神社のすぐそばで生まれ育ったフォトグラファー加納さんに電話した(笑)。

「結城神社周辺で甘いものがおいしい店・・・? おお、あるけど、なんで甘いものなんや?」

それはワタクシと写真師が食後であり、甘いモノを所望していたからである(笑)。
というより、うまいカツ丼の店を紹介されても、もう食べることができないからである。

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そんなわけで、
フォトグラファー加納さんに紹介されてやってきたのが、八幡通り沿いにある雲出屋製菓舗さん。

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戦前の古い町並みが今なお残る旧街道沿いにひっそりとある和菓子屋さんであるが、店内には商品がずらりと並び、またそれらがみな今風である。
奥さんにお話をうかがうと、三重のローカル雑誌とコラボレーションして商品開発をしたという。
おお、まさかここで「コラボ」という言葉を聞くとは思わなかったぞ。

ワタクシは写真にもある「津れづれ」(1個110円)の抹茶をいただいた。
おおお、限りなくソフトで和菓子というより洋菓子の食感。
甘さ控えめでおいしい。
写真師と2個ずつ食べてしまった。

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サービスしてくれた雲出屋のお母さん、ありがとう!!
そして素敵なお店の情報をくれたフォトグラファー加納さん、ありがとう!

午後2時40分。
最後の取材先、榊原温泉へと向かう。
今回で一番長い移動距離だ。
あと残り時間1時間と20分!!(笑)

■結城神社
三重県津市藤方2341
059-228-4806

■雲出屋製菓舗
三重県津市八幡町津120
059-228-2331

写真/松原豊